マンUについての雑感

モイーズ監督が今年から指揮しているのは皆さんご存じの通り

そしてあまりうまくいってないのも皆さんご存じの通り

なぜうまくいかないのでしょう…

その1、チートであるルーニー、ファンペルシーに攻撃のほぼ全てを頼っている

その2、時代の変化により単純な放り込みでは点が取れなくなった

その3、純正ウインガーたちの単調さ


が大きな原因となるでしょう。
シティ戦、リヴァプール戦ではっきりとわかると思いますがまずユナイテッドの生命線はキャリックからルーニーへのクサビです。これによってなんとか中央からサイドへという流れができてウインガー軍の縦突破ができています。これがなくなるとほんとにキツい、またそしてリーグ戦のリヴァプール戦でわかるようにルーニーがいなくなるとフツーにただのサイド迂回ルートを辿ることになり、アイデアのないウインガー軍ではゾーンディフェンスを破ることはほぼ不可能です。

そして、もう一人のチートであるファンペルシの存在

適当な放り込みにから点を取れるのはファンペルシくらいでしょう、ユナイテッドのメンバー構成からするとクロスに合わせられるのはルーニーとファンペルシの二人だけです。つまりクロスから点が取れるのはファンペルシほどのチートでなければほぼ不可能です。
つまりユナイテッドの攻撃はファンペルシ、ルーニーの二人がそろって始めて驚異となります。どちらか片方だけになると急激に弱体化するのです。

ここである日本人選手の名前があがります。そう香川です。

このチート依存解消のキーを握っているのは間違いなく香川、しかしチート二人がそろっている状況で香川を使うことは非常にリスキーなのです。なのでモイーズが香川を使わないのはなんとなく納得がいってしまうのですが…

チート二人がいる状況では香川は左サイドで起用されます。
そして香川の持ち味を発揮するためには中央に絞ってプレーすることが不可欠となります。しかしこれによってある問題が発生します。
香川左サイド問題です。これは日本代表でも問題になっていて、香川が波に乗れば乗るほど問題がでてきます。
中央に絞ることで左サイドには大きなスペースができてしまいます。なのでネガティブトランジションのタイミングで左サイドに大きな穴ができることになり相手に左サイドからの侵入を許すことになってしまいます。この尻拭いをするのはルーニーやフェライニとなり、そうなるとカウンターの威力は大幅に減少してしまうのです。

とはいっても香川がいるのといないのとでは攻撃のテンポやリズムはかなり変わりすごさは実感させられます。

ユナイテッドは1年目のモイーズには結果をあまり求めないでしょうがほんとに結果が、出るかどうかはすこし疑問に思っています。シティ戦での采配もすこし疑問でしたしファギーの遺産をいかしきれていない点も気になります。

そしてなにより…僕はシティファンなのでユナイテッドにはあまり活躍してほしくないという希望でもあるのですがw

これからもモイーズを見守りたいとおもいます。