3-4-3について~ちょっと踏み込んだやや気恥ずかしい持論のようなもの?w~

 

 

 さあ中編です。

ここではセスクとビエルサの3-4-3について書こうかな

★セスクのもっとも現実的なポジション

ペップがセスクを呼び戻したのは3-4-3の導入を考えていたからでしょう。実際ペップは3-4-3をやったわけですが成功しなかったわけです。

理由は・・・サッカー店長のブログよんでください(爆)

一応軽く書きますが

ダニエウ・アウベスのポジション固定による劣化のようなもの

・WGの駒不足・役不足で敵の守備陣が横の間延びをしてくれなかったこと

があげられます。

さてバルサの好不調=メッシの好不調、そして純粋なCFが不在となった今

メッシ不在でも偽のCFをやらざるを得なくなりその影響をもろにセスクが受けるかたちとなっています。

メッシ不在時のCFはセスクかネイマールが務めていますが、ネイマールがなってしまうと昨季のように徹底的な中央封鎖をされると詰んでしまうという決定的な弱点があるわけです。だからマルティーノもあまりやらないのでしょう。

とすると残りはセスクしかいないわけですが・・・

セスクでは明らかに役不足なんですね。セスクはたしかに優秀な攻撃的MFでパスのレシーバーとしての技術、パサーとしての技術も一級です。

しかしドリブラーとしてはとてもとても偽のCFが務まるタマじゃないんです。

メッシの偽CFがハマったのはパサーとしてのスキル、レシーバーとしてのスキルを一級なものとして持っているうえで何よりも異次元なレベルのドリブルを持っているからです。

つまりセスクの正しい使い方はほかにあるということです。

でそのひとつが3-4-3というわけです。

セスクのもっとも適正なポジションはメッシと縦関係を作れるポジションですからね。

てな訳で机上の空論かもしれませんがこんなもの提案してみます。

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こいつ気でも狂ったか!?

 

というこえが聞こえそうですがwまあ聞いてください。

 

この3-4-3の最大の特徴はアウベスです。CBですが遺憾なくオーバーラップしていただきたいw

勘のいいかたはお気づきかもしれませんがアウベスがオーバーラップすれば後ろは2人完全なカウンターで沈没するパターンです。これを防ぐためには強力な前プレは必須です。

ここでセスクが効いてくるんではないでしょうか中盤の枚数増やしてますから

以上机上の空論タイムwなおかつちょっとしたお遊び終わりw

★バルサのビエルサ化、そしてセスクのための3-4-3

マルセロ・ビエルサといえばエル・ロコです。

そして3-4-3でしょう。

ビエルサの3-4-3は後ろ4人のビルドアップののちサイドを経由して最後に中央を攻めるというポゼッション型ではあまり見られない攻撃をします。ピッチを広く使うとかそういうものではなく、サイドに異様な人数をかけて攻撃します。

異様な人数をかけるものの決してスペースを食いつぶすことなくパスをつないでいけるのですからそれもすごいところです。

 はて、僕が最も注目しているのは守備です。そうマンマークシステムです。

僕が思う3-4-3の最大の課題はいかにして守るかです。特にダイヤモンド型ではそれが言えます。

はっきり言ってダイヤモンドの3-4-3では前プレしかDFする手段はありません。

その前プレには大きくわけて3種類、ドルトムントタイプ、ベーシックタイプ、そしてマンマーク

まあ僕なら

 

 

 

エルサが採用したマンマーク

を採用します。

なぜかといえばもっとも体力消費が抑えられるからです。

たぶん意味不明な人が多いでしょうから説明すると、

まずマンマークとマンツーマンの違いで誤解が生じるはずです。そこが基本で最も重要なわけですが・・・

さてマンマークとマンツーマンの最大の違いはマンマークには受け渡しが存在することです。

ビエルサはこのマンマークの受け渡しに最大の特徴を持たせたのです。受け渡しのタイミングと場所を定めたというわけです。

それは試合を見ればわかりますし、この練習ではっきりとわかります。

http://youtu.be/jd-IahFwwds

これはコーチが選手の名前を呼び、その選手と味方が連動して動くんですが(これがまたどの選手が動くかでどうやって動くかパターン化されてるところがビエルサらしいw)、守備側はそれに合わせてマークの受け渡しをする練習です。

この動画の0:10あたりで一番手前の2人が受け渡していることが分かります。

さてこの受け渡しのセオリーにお気づきのかたはいるんでしょうかね~

 

 

 

 

 

 

答えです。

よーくみるとピッチが3分割されています。

そして3分割したラインを踏み越えた選手に関してのみマークを入れ替えているんです。

つまり最後尾のスイーパー役以外はピッチを3分割してその自分のエリアのみをディフェンスするのです。

はい、これが体力消費をもっとも抑えられると考えている理由です。

最近急激にプチバルサ化したチームが増え、またさまざまなチームがポゼッションを重視していることもあり普通の前プレだと球がとれなくなってきています。

それはバルサを見ればわかります。

バルサのポゼッション率が下がった理由のひとつとして前プレが効かなくなったことがあげられます。

その理由は

・メッシがさぼる。(ファーストプレスの始まりがすこし遅くなった。)

・敵がボールを持てるようになったこと

・陣形を崩さずにバルサからボールを奪う手段が広まったこと

の3つです。

実はこの3つはビエルサのようなポジションチェンジを多用し、マンマークを採用すること(=バルサのビエルサ)で簡単に解決します。(無論そのことによって別の弊害が生まれるのは確かですが今現在の問題に関しては簡単に解決します。)

まず一つ目

メッシがさぼる。ですが中央の狭いエリアだけな上に、サボればやばいのは間違いないので(基本マンツーマンなので当たり前ですが)監督がしっかりしていれば平気でしょう。

ふたつ目、

 

通常ポゼッションを重視するチームがポゼッションを行うためにポジショニングを鍛えますね、いわゆる間受けってやつを実行するためです。

しかしマンマークであればゾーンの隙間なんてものははなっから存在しないわけです。なので小さい動きでベストポジションに入ろうとしてもべったりマークされてしまうわけです。つまりボールを持ちたくてもインターセプトからショートカウンターをくらってしまうわけです。

ビルバオとバルサがサッカー史に残る名試合を演じたあの試合(ペップがべた褒めした試合ですよ)でもビエルサビルバオがオールコートマンツーマンでバルサに正面から激突したらバルサも慣れないマンマークに面食らって対応するまでに少し時間がかかりましたからね。

ゾーンディフェンスを破壊するためにつくられたバルサ式のパスサッカーにマンマークが有効なのは間違いありません。なのでバルサの模倣が主流のポゼッションに効かないわけがないのです。

 

そして3つ目

スペースを消すためのディフェンスがはやっているならば敵を動かしてスペースを作ればいいわけです。つまりここでポジションチェンジが必要になります。

ビエルサのサッカーをみるとわかりますが、あまりにも多く複雑なポジションチェンジによって思考停止状態に陥るチームが多いんですね。なので敵陣にかなりスペースができます。そこではじめて間受けがでてくるんです。そうなるともう手の着けようがないほどボールがまわることまわること

はい、まったく守備に関係ないじゃないかって?

これからです、

ビエルサがマンマークを導入したのにはこれが最大の理由といって過言ではないでしょう。

ポジションチェンジしすぎてゾーンのブロックが組めないということw

一説によるとクライフはこれがあるからポジションチェンジをなるべくしない間受けを重視したとかなんとか・・・

それはともかく、すこし戻りますがポジションチェンジで人を動かすお話に関してクライフはこんな予言をしています。

「やがて人々は気づくだろう、我々(バルサ)にはマンツーマンが有効であると、そのときはじめて我々(バルサ)はポジションチェンジを使うだろう。」

この予言通りにマンマークに近いディフェンスでなおかつべた引きでなく、コンパクトに保ちながら守備することが有効であることが証明されています。つまり僕は予言のときは来たと思うんです。

いまこそバルサのビエルサ化を推し進めるべきだと僕は提唱したい。

まああとは3-4-3でもマンマークならセットディフェンスとか考えずにできるから3-4-3ができてセスクが生きるっていうのもあるんですがw

とにかくバルサのビエルサ化は必要だと思います。でもこうも思うんですね~

 

べ、べつにバルサにビエルサなんかいらないんだからねっ

というわけで中編終わりw