ヴィオラVSナポリ ~セリエAではちょっと異質な戦い!?~
さてナポリVSフィオレンティーナですが
まるでセリエAではないような試合ですなw
まずはスターティングオーダーから
今日のフィオレンティーナは4ー3ー3です。ナポリが4ー2ー3ー1であることは間違いないので4バックにしたのでしょう。それに伴いゴンサーロ・ロドリゲスがおやすみですね。
ナポリはかなりの人数がおやすみですねスディフェンスラインはマッジョ以外、またハムシクもおやすみですね
さてこの試合はフィオがボールをもち、ナポリがしっかりブロックを形成しながら守るという構図ができあがっています。
そのためフィオはパスだけでなくドリブルで崩すことをねらってきます。
★パスサッカーとドリブル
前節のユーベ戦のターニングポイントはホアキン投入に伴うシステム変更です。
これによって今回と同じようにクアドラードとホアキンがウイングにはいりドリブルによるサイド破壊が生まれてきてから2点差をひっくり返しが生まれました。
これを見るにフィオは3ー5ー2のときはパスだけで崩していこうとする傾向が強く、4ー3ー3になるとサイドのドリブルが主体になるように感じられます。
現代サッカーでパスサッカーを
やるにはパスだけでは到底無理でドリブルによるデストロイヤーが必要不可欠です。(バルサとかみればわかりましょう)
パスとドリブルが織りまざっていくといいわけです。(ドリブルとパスのバランスをどう見出だしていくかは難しいところですが…)
今回のフィオはわりとドリブルが増えてます。
かといってサイド偏重だというわけではなくディフェンスラインは繋げるわ、中盤は技巧派相手に歯がたたないわでナポリの中盤より前はほとんどボールが取れず自陣にこもらざる得なくなってしまいます。さらにジュゼッペ・ロッシが頻繁におりてボールに触るのでカウンターを仕掛けようにもボールが全然とれる気配がしません。ほぼバルサの下位互換の状態(バルサとやってることはほぼ同じだけどやはりレベルはまたまだ及ばない…)
ユーベ戦はブロックの外をなぞる横パスがほとんどでかなりカウンターを決められていたのですがホアキン、クアドラードを離すわけにいかないナポリ、そのうえピサロからサイドチェンジがかなり正確なので横の間延びが目立ちジュゼッペ・ロッシ、 ボルハなどの間受けが決まりまくるわけなんですね。
サイドと中央のバランスが非常によくかなりナポリを翻弄している印象です。しかしフィオにはある致命的な弱点がありそれが敗北を招いたのです。
☆いくら完成度が高いといっても所詮はバルサの下位互換なんですよ
フィオはほぼゼロトップでたとえサイドを割っても中はロッシです。つまりいくらホアキン、クアドラードがすごかろうとネイマールには叶わない、いくらロッシであろうとメッシには及ばない。
と崩しの局面ではクロスや無理なカットインシュートに頼らざるを得ないのです。
またはじめはクアドラード右にいたので、カットインしても左足での無理なシュート
ホアキンにしても左から右にもち変えてのクロス(中はロッシなのに…orz)くらいしかできません。(見かねたモンテッラは前半戦のうちに左右を変えて少しは(←これ重要)ましになってますが…)
ということでことごとく跳ね返されるかレイナにセーブされてしまったのです。
☆まさか、試合の主役がこの男になろうとは…
僕が思うMVPはレイナです。
ナポリが決めた2点はいずれもカウンター、しかもレイナからのパントをパンデフが納めて…という流れなのです。
メルテンスのゴールもうまかったけどレイナを称賛したい!
★でもクアドラードすごいのよ
クアドラードはもうすごいですね、キレキレのドリブルはなかなか止められない…