マッツァーリのインテル~攻撃編~
まずおわびから・・・
スウォンジーかけそうにないです・・すいません
さてインテルですが…
スタメンがこちら。ただ3-4-1-2になってますがクズマノビッチがもう一個前で3-1-4-2です。
では攻撃から参りましょう
これは完全にサイド攻撃のチームです。まあイタリアだからっていうのはあるんでしょうけどw
WBの機動力はめちゃくちゃ大事でテクニックも要求されます。永久上下動運動からのクロスマシーンでは話になりません
これなんでかというとインサイドハーフがサイドに飛び出していき、3バックでビルドアップしたらまずここの選手にボールを預けます。なんで中のスペースに入ったりして受けたりしなきゃいけないからです。だいたいカンパニャーロが中心としたビルドアップになるので大体右サイドにボールが入りますをつまりグアリンに…基本的にはグアリンに対してWBがオーバーラップしていきます。左サイドの場合(つまり長友の場合)一度オーバーラップしたらボールを奪われるまで帰ってきません。たまにクズマノビッチが空けたスペースに入ってきたりしますが基本的に最前線でウィングとして振る舞います。右サイドのジョナタンもガンガン上がります
中盤については頻繁にサイドに飛び出していきます。片方がサイドに出たらもう片方は中央に残ります。中央といってもセンターサークルのあたりにはいません。またカンビアッソはほぼ上がってくることはないです。完全にアンカーです。
そしてインサイドハーフがサイドに飛び出してボールを持ったらウイングバックが追い越したり、FWがカットアウトして裏抜けを狙ったりします。右サイドはちょっと違ってカンパニャーロとのワンツーからのクロス、またカンパニャーロがクロスをあげたり、グアリンの単独突破からのクロスが多いです。
パスアンドゴーが頻繁におきてかなり交通渋滞が起きますがつまったら中に中に入り、なおかつ放り込むことによってそのデメリットをメリットに変えてました。中の人数は平均4人~5人なので迫力はあるんですがでかいやつがいないのでそこがちょっと…
ジェコとかジョレンテがいたらかなり点をとると思います。ちょっとビエルサっぽさも感じられたので(全然違うんだけどサイドの人数のかけ方とかはちょっと似てる)
カウンターでもインサイドハーフのカットアウトから始まります。5バックを形成しているのでなかなかウイングバックの、攻撃参加はきついですが長友は頑張ってました。またクズマノビッチの飛び出しは迫力があり、またパラシオがかなり強かでした。
攻撃編終わり
また次回は守備編です。
ドルトムントvsアウグスブルグ
予定通りw
オーバメヤンのハットトリックが見られたましたね~
さてこの日のドルトムントですがボール持たされてました。途中の集計によるとドル58%アウ42%でした
遅攻ではフンメルスの縦パスが何本も見られました。メンバーはこちら
ではでは守備面からいきましょう
いつものように4ー4ー2で守備をセットしてます。
うまくサイドに誘導して囲んでとっちゃってました。ライン設定は低めでしたが(アウグスブルクが3バックポゼしてプレスをかけにくくしてたから)基本的にいつものようインテンシティの高い守備でしたから特に問題なしかと
しかし!ギュンドアンさん…守備意識低くないっすか?
まずこれ
右のCBから横パスです。これ本来ならギュンドアンが行くべきところなんですがギュンドアン歩いて見てるんです。
しびれ切らしてベンダーがプレスにいったんですがそれをみたCBがボランチにスパッと縦パスを
バイタルががら空きになってます。
これギュンドアンがプレスに、いってればなんら問題ありません。もしこれがもっと強いチームなら失点直結レベルの大きなミスです。(だってバイタルがら空きでノープレスですからw)
これだけじゃありませんもひとつ
右サイドでボランチを使ってハイプレスをかけてたんですが…かわされてしまったシーン
ほらバイタルがら空きでしょ?本来ならギュンドアンが埋めるべきスペースのはずなんですが、なんと歩いてますorz
これやばくね?って話です。ギュンドアンの守備意識の低さは問題では?ちょっと仕事しなさすぎ…
まあ次攻撃
得意の形3バックポゼプラストップ下落ちでビルドアップしてました。
1点目もこのウイングのように高い位置をとったシュメルツァーのクロスからでした。スボティッチの縦パスが相手にわたりますが、素早いトランジションでグロスクロイツが奪い返し(グロスクロイツのトランジションの早さは異常このときもすでに高い位置をとっていたのだが取り返したのはグロクロだった。)、右サイドのオーバメヤンへパス、ドリブルで運び、ギュンドアンにパス、ギュンドアンはシュメルツァーへサイドチェンジしアーリークロス、ファーのオーバメヤンがゴール
シュメルツァーのアーリーはものすごくいいボールでした。ありゃキーパーもでらんないな・・・
オーバメヤンも完璧にマークはずしてます。(まあアーリーでボールもマーカーも見ろっていうのはひどい話ですがそれにしてもサイドバックまったくオーバメヤンみてないw)
二点目!右SBみてないね・・・オーバメヤン裏抜けうまい・・・以上w
3点目もオーバメヤンの裏抜けでした。
レヴァのポストプレーからブワシュチコフスキへ預けカウンターが始動し、上がってきたレヴァにパス。そしてレヴァがスルーパスをだし、ゴール
4点目はPKなので省略
さてオーバメヤンのとった3点は共通点があります。いずれも
ダイアゴナルランからの得点です。現代サッカーでは日々ダイアゴナルランの重要性が高まっていて、前線の選手は備えているべき能力といえます。
ぜひともダイアゴナルランは身につけてほしいものです。特に育成年代!
これ覚えとくとほんと使えますからw
ではではこのへんで
中学サッカーと高校サッカーのギャップ その1 ゾーンとマンツー
高校サッカーになって顧問が変わったんですけど、中学時代の守備や攻撃の基本概念がたたきなおされました。
どんなふうにたたきなおされたかちょっと紹介したいと思います。(バカがばれちゃうよw)
ゾーンディフェンスの概念を完璧に勘違いしてました。(ああ恥ずかしい・・・)
中学では「自分のゾーンに入った相手を捕まえる。」って習ってました。これって自分のゾーンに入った敵に「マンマーク」するのがセオリーになりますよね?で、こんなの当たり前だろ?って思ってました。ですが高校だと「ふたつ見ろ。」と教えられたんです。最初は意味不明でしたね~
しかし上級生との練習試合でその意味がわかりました。いままでのセオリーに従って守っていた僕らは上級生相手の試合で寄せられてサイドチェンジされて、逆サイドのプレーヤーにどフリーでシュートを打たせまくってしまったんです。セオリーに従うと逆サイドは捨てることになってますから当然ですよね?それで僕たちはすごく困りました。どうやってつけばいいのかが全く見えてこないからです。ここで「ふたつ見る」がキーになります。いままでのセオリーだと「マンマーク」ですんで、絶対にひとつしか見られませんこれふたつ見ようとしたら眼がいくつ必要になるかわかりませんw
「ふたつ見なさい、相手がふたり見えるポジションをとりなさい」この言葉で気づきました。
ゾーンディフェンスってスペースを埋めるんだった!
それに気づいてからはだいぶ失点が減りました。崩されなくなりましたしね。(といっても3失点・・・)
試合の後高校の先生が「お前らがやってるのはゾーンじゃないマンツーマンだ」とおっしゃられたのが印象的です。
GKの僕は以後このこと常にかんがえながらコーチングするようにしてます。
僕が最初に感じたギャップでしたとさ。
おしまいw
はじめまして
自分が大好きなサッカーのことを書きたいと思って始めました。
いろんなチームの戦術を分析したりしたいと思ってます。
これ、おかしいだろ…とか思うこともあるかもしれませんがそのときはやさしくご指摘ください。お願いしますm(__)m