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バイタルエリアの攻略と防御
現代サッカーで重要な技術のひとつに間受けがあります。
間受けとはゾーンとゾーンの間でパスを受けることです。(ゾーンとゾーンの間のことをスリットと呼ぶそうな…)
特にバイタルでの間受けは現代サッカーのディフェンスをくずすうえで必須ともいえるでしょう。なぜか
☆バイタル攻防戦の激戦化
バイタルエリアとはその名の通りに「危険な区域」です。つまりこのエリアでボールを持たれると攻撃側にはさまざまな選択肢が与えられ、なおかつゴールへの確率が飛躍的に上がり守備側にとって危険であるということなのです。
現代サッカーはロナウジーニョらのサイド攻撃全盛期→モウリーニョによるサイドの徹底的な封鎖→バルサからはじまる中央突破という変遷をしています。
そのなかでバイタルエリア攻略のための人数の割きかたがどんどん増えていきます。某赤いチームのように両サイドがバイタルを使うきもなく、トップ下のみで攻略することなどほぼ不可能です。最低でも二人は必要でしょう。
現在では最先端のサッカーを展開するドルトムントの遅効パターンがバイタルが、いかに大事なのかを物語っています。
これです。サイドハーフがバイタルに進入しサイドバックが横幅をとっています。
はい、3人かけてます。どこぞのプレミアの某赤いチームとは違いますねw
ただしバイタルでは間受けとその、狭いエリアへバシッとした縦パスを出せるボランチもしくはCBが必須なわけです。
狭いエリアを苦にせず…という選手を集めるのは非常にお金がかかるのですね。
はい、というわけでみなさんこういう選手を育てましょう。個人的には日本のGKの、レベルの低さどうにかしてほしいのですがw(あれ、自虐になってる(爆笑))
バルサ対バジャドリー~ネイマールゼロトップ~
バルサ対バジャドリーです。
メッシ、マスチェラーノ、アルバが怪我、イニエスタ、ブスケツがローテーションでおやすみです。
はて、一番最初にソングについて
今季タタはローテーションを採用していますが、ブスケツのローテーションでピボーテはソングになります。
ブスケツは非常に優秀なピボーテで個人的には世界最高のボランチと思っています。
このブスケツのなにがすごいかと言えばポジショニングのよさ、サッカーインテリジェンスの高さ、そしてボディシェイプです。
ソングはボール運びやパスなどのボランチとしての能力は低くはなくバルサでなければ非常に優秀なのですが、バルサという特殊なクラブにおいては下手くその部類にはいってしまいます。
バジャドリー戦で感じたことは中盤でのトライアングル形成時のセーフティーポジションのボジショニングの悪さです。
シャビが持ったとき本来であればセーフティーポジションをとるべきところでそのボジションをとっておらず、シャビがしかたなくディフェンスに戻すというシーンが多く見られました。ブスケツであれば問題のないシーンだったのですがソングであるがゆえに…というのが非常におおいです。みてるこちらは非常に歯がゆいですw
もうひとつ、カウンターの阻止です。
もうこれはみてるときに
おーい!ソングなにやってる!
ばっかりいってましたw
ブスケツに与えられた役割で重要なのがカウンターの阻止です。
ネガティブトランジションからのハイプレスのときブスケツはトップ下を捨ててでも前にでてプレスをかけにいきます。
ここですこいのが後ろのコースを消しながら前にでていくことです。これによってもしハイプレスをかいくぐられてもブスケツのところでとりきることができるのです。
最悪テクニカルファールで止めたりもします。しかしソングはただ闇雲な出ていくだけで逃げられているか、出方が甘く止めきれない。というケースが多発していて、バルサの戦術上の欠点を、埋めきれてないように思います。僕がもっともブスケツの不在を感じさせるのはここだとおもいます。
アーセナルの雑感
さてアーセナルについてですが…
開幕前の大方の予想を裏切りまさかの単独首位!w
これは予想してませんでした…
やはりこの要因はエジルの加入、フラミニの再入団、そしてジルーの覚醒でしょう。
なかでもエジルはすごい、ひとりだけ別格ですよね。ほんとに
では本題、どんな戦いかたをするか、これはもちろんポゼッションです。ビルドアップもいまはやりのボトムチェンジを行います。中盤への接続ではエジル、ロシツキやダブルボランチが交互に降りてきて縦の出し入れを繰り返していきます。ジルーもたまに出てきたりします。
ナポリ戦では始めはロシツキが右、ラムジー左で、右でつくるのが非常におおかったですが中盤への接続の過程で左右が入れ替わったりもしました。中盤に入るとパスコースをつくるダイアゴナルな動きが頻繁に見られ(まあこれはポゼッションするチームなら必須ですがw)基本的にパスコースがいくつものあります。
☆ナポリ戦での雑感
ビルドアップではあまり左側の半分を使わず右からつくってクロスとい流れが多かったように思います。
必ずエジルかジルーが右に流れて起点を作りサニャがオーバーラップをかけていくというのが大筋
一点目はジルーの右流れからのポストプレー(いやー、このときのジルーは尻をうまくつかっててしかも流しかたもよかったんですよーw)
そしてクロスを上げてかなり遅れて入ってきたエジルが合わせたものでした。
二点目はちょっとラッキーセブンな気もしますが…ジルーが決めるところをきっちり決めたのでよかったです。
今日は眠いのでこのへんで…ノシ
トップ下のカットアウト
エジルは右へのカットアウトがすごく多いと、
スウォンジーはベーシックに4-4ブロックを形成して守るわけですが、そうなるとエジルは必然的にバイタルをフラフラするとことになります。ルーニーや香川の持ち味はここでの間受けで、もちろんエジルもできます。ですがエジルは右に流れてボールを受け、そこに起点をつくることがすごく多いのです。
もしこれにCBが引っ張られた場合中央があきます。またもしボランチが引っ張られた場合はバイタルががら空きです。
もし、CBが引っ張られなかったらサイドで数的優位ができて、なおかつSBがアプローチに来れば裏が空いて…となり、来なければ今度はカットインするのです。
そしてエジルはカットインの横ドリからほぼ直角にローポストにむかってスルーパスをしたり…
つまりトップ下のカットアウトはバイタルを利用するうえですごく有効だと思うのです。
使ってみるのも悪くないかもしれません…
マンUについての雑感
モイーズ監督が今年から指揮しているのは皆さんご存じの通り
そしてあまりうまくいってないのも皆さんご存じの通り
なぜうまくいかないのでしょう…
その1、チートであるルーニー、ファンペルシーに攻撃のほぼ全てを頼っている
その2、時代の変化により単純な放り込みでは点が取れなくなった
その3、純正ウインガーたちの単調さ
が大きな原因となるでしょう。
シティ戦、リヴァプール戦ではっきりとわかると思いますがまずユナイテッドの生命線はキャリックからルーニーへのクサビです。これによってなんとか中央からサイドへという流れができてウインガー軍の縦突破ができています。これがなくなるとほんとにキツい、またそしてリーグ戦のリヴァプール戦でわかるようにルーニーがいなくなるとフツーにただのサイド迂回ルートを辿ることになり、アイデアのないウインガー軍ではゾーンディフェンスを破ることはほぼ不可能です。
そして、もう一人のチートであるファンペルシの存在
適当な放り込みにから点を取れるのはファンペルシくらいでしょう、ユナイテッドのメンバー構成からするとクロスに合わせられるのはルーニーとファンペルシの二人だけです。つまりクロスから点が取れるのはファンペルシほどのチートでなければほぼ不可能です。
つまりユナイテッドの攻撃はファンペルシ、ルーニーの二人がそろって始めて驚異となります。どちらか片方だけになると急激に弱体化するのです。
ここである日本人選手の名前があがります。そう香川です。
このチート依存解消のキーを握っているのは間違いなく香川、しかしチート二人がそろっている状況で香川を使うことは非常にリスキーなのです。なのでモイーズが香川を使わないのはなんとなく納得がいってしまうのですが…
チート二人がいる状況では香川は左サイドで起用されます。
そして香川の持ち味を発揮するためには中央に絞ってプレーすることが不可欠となります。しかしこれによってある問題が発生します。
香川左サイド問題です。これは日本代表でも問題になっていて、香川が波に乗れば乗るほど問題がでてきます。
中央に絞ることで左サイドには大きなスペースができてしまいます。なのでネガティブトランジションのタイミングで左サイドに大きな穴ができることになり相手に左サイドからの侵入を許すことになってしまいます。この尻拭いをするのはルーニーやフェライニとなり、そうなるとカウンターの威力は大幅に減少してしまうのです。
とはいっても香川がいるのといないのとでは攻撃のテンポやリズムはかなり変わりすごさは実感させられます。
ユナイテッドは1年目のモイーズには結果をあまり求めないでしょうがほんとに結果が、出るかどうかはすこし疑問に思っています。シティ戦での采配もすこし疑問でしたしファギーの遺産をいかしきれていない点も気になります。
そしてなにより…僕はシティファンなのでユナイテッドにはあまり活躍してほしくないという希望でもあるのですがw
これからもモイーズを見守りたいとおもいます。