日本代表とバイエルンを比べてみてみた~ペップとザック~
えー、ベラルーシ戦は本当にダルい試合しやがってって感じです。
本田も香川もほとんど沈黙状態でしたし、
さてベラルーシ戦を観てるときはずーっと「三角形!トライアングルつくれ!」とかテレビ越しにいってました。バイエルンだったらちゃんと…ry
というわけで同じパスサッカーでも日本代表とバイエルンでどこが違うのかってのを比較していきます。
☆初歩的な違い
まずライン設定です。がこれはとりあえず放置します。
つぎはフォーメーションです。
バイエルンは4-1-4-1で日本代表は4-2-3-1です。ペップは基本的に4番(ピボーテ)を置きます。日本でいうところのアンカーですね。
ペップは異様にこのポジションにこだわります。こだわりすぎでバルサの監督に就任したてのころはあのヤヤ・トゥーレのポジションだった4番にほぼ無名のブスケツをつれてきたほどです。いまでもシュバイニー、ハビ・マルティネスなどがいるなかで本職ではないラームを置くなどペップにとって4番とはものすごく大事なポジションです。
えー、ほんとはこのポジションについて熱く語りたいのですがやめときます。たしかバルサ対バジャドリーのところに書いてありますので読んでくださいませm(__)m
戻ります。日本代表ではダブルボランチですのでペップの4番ではありません。ですので違いとは言えるでしょう。
まあフォーメーションについてうるさく言うつもりはありません。語ったところで無意味だからです。それぞれいいところも悪いところもあるわけですからね。
★パスサッカーで必須なこと
パスサッカーを行う上で必要なものは「トライアングル」「間受け」「動き直し」です。
ボールホルダーに対して素早く「間受け」ができるポジションで「トライアングル」をつくり、ダメなら「動き直し」て同じことを繰り返す
これがパスサッカーの必須な条件ですがさらに重要な要素として「距離感」があげられます。
「間受け」するにも「トライアングル」をつくるにもいい「距離感」であることが必須条件です。
さて「動き直し」というのはこのブログでははじめて取り扱うので、しかも超がつくほど重要なことなのでこのタイミングで説明しましょう。
★「動き直し」とは?
現在の一般的なゾーンディフェンスは時間とスペースを奪うディフェンスです。
なのでゾーンディフェンスの敵に対して自分たちが使いたいスペースには賞味期限ができてしまうのです。
つまり美味しく頂けるスペースはすぐに使わないと美味しく食べられなくなってしまうのです。
美味しく食べられないスペースを無理して食べようとすると逆に食われてしまうわけです。ならば次の美味しいスペースを見つけてそこを今度は賞味期限までに食べてしまえばいいのです。
この1度賞味期限が切れたスペースから次の美味しいスペースに移動することを「動き直し」というのです。この「動き直し」にはパス&ムーブも含まれます。
美味しいスペースへ移動するためにはある程度のスタミナが必要なのはわかると思います。
ただ走りすぎはよくないのです。走りすぎは美味しいスペースを一番いいタイミングで食べることを逃してしまうことが多いからです。
大事なのは量より質ということです。(これ補足しとかないと運動量こそ全てというひとに勘違いされちゃいますからw)
☆パスサッカーでの崩しにおける局面
さてこれが終わればペップとザックの比較思います。
はじめの方のは初心者でもわかると思いますから。
パスサッカーというのはボールポゼッションを重視しますね?
ということは相手は自陣にかえって多くの人数が守備に参加できるということですね?
つまりそのぶん自分たちが「使える」スペースは大きくなるが、自分たちが「美味しく頂ける」スペースは減ってしまうということです。
パスサッカーではこの自分たちが「美味しく頂ける」スペースを最大限使うために自分たちが「使える」スペースを効率的に使わないといけないのです。
この「使える」スペースの有効的な使いかたについては今はのーたっちでいきます。
「美味しく頂ける」スペースの使い方は基本的に(というのはビエルサ時代のビルバオはちょっと違うので)「間受け」です。
それもバイタルでの間受けです。
★本題、代表とバイエルンの違い。
前回の章はちょっと不気味な終わりかたですね、はい
さてまだ1度も触れていないビルドアップの比較からいきます。
日本代表はペナルティアークの2、3メーター敵陣側くらい、バイエルンはセンターサークルより2、3メーター自陣側です。
どれくらいかというと作戦版で比べるとちょっと分かりにくいですが
だいたいこれくらいの差です。この差はどこから生まれるかというとGKの能力の差く。川島はバイエルンの設定ラインまでかなりのパススピードで正確にゴロで蹴ることはできません。なのでこの距離感でやろうとすれば間違いなく川島はボカボカ蹴りだすか、パスミスからのカウンターです。
またCBの距離感の差はパススピードをあげられればいまのチームを見てみると距離感が近いのであんまり揺さぶられた感じがしません。バイエルンがボトムチェンジしたあとのCBのポジショニングはすさまじいです。ほんとにタッチライン際くらいです。
またパススピードの問題についてはその他のポジションでも言えるでしょう。いま満たしているのは遠藤くらいです。それ以外は基本的に遅すぎる。
◇トライアングルに対する意識
「トライアングル」はアヤックス、バルサ、バイエルンをみればわかります。
まずバイエルンではグループ攻撃が義務でドリブルによる強引な突破はファイナルサードでなおかつロッベリーにか許されてないと思われます。
なので右サイドだろうが左サイドだろうが必ずボールホルダーに対して2つ以上のパスコースを用意していきます。またセーフティなコースも必ずひとつは用意されています。
一方、日本代表は左サイドの局面では見られますが、右サイドになると途端に少なくなります。ボールホルダーの岡崎にパスコースが用意されていないこともザラです。
なので岡崎はひとりで突っ込んで自爆したりすることがあります。(岡崎のグループ攻撃の意識がひくいということもありますがw)
◇動き直しに対して意識
やはりこれもバイエルンからいきます。
バイエルンの選手にはパスアンドムーブが徹底されていてだしたあと敵のブロックの中へ→もらうためにブロックの外へ(もしくは間受け)というダイアゴナルな動きをします。なので交通渋滞せずなおかつバイタルでの人数を確保していきます。
日本代表では出したら出しっぱなしが多くまたバイタルの中で待ち続けるか、ブロックの外で持ち続けるかどっちかということも非常に多い(腕時計2つしてるひとのことですw)
ようするに敵を釣り出そうとする動きが少なすぎてパスだけで釣りだそうとしてるイメージです。シュバイニーやミュラーならいきなりでてきてワンタッチリターンしたかと思ったら裏に抜けてたとかありますからね
香川に関しては頻繁に動き直しをしてポジションを微調整できているのですが細かいミスタッチが多くなっています。(頼みますよモイー〇さん!)
またまだあるけど疲れたのでここらへんでw